- 分布・産地
- 米国東部。特に北部および五大湖沿岸州。
- 主な特徴
- 辺材は通常かなり大きく、乳白色。時として濃色の筋の入った薄褐色から紅褐色の心材に段階的に色を変えていく。木肌は細かく、杢目は通っているが目立たない。
- 加工性能
- 機械加工に適し、手動の工具でも簡単に扱え、彫刻用材として最適。釘、ネジ、接着剤にも適し、サンダー加工、ステイン、つや出し加工で滑らかに仕上がる。乾燥も早く、乾燥による問題はほとんどない。収縮率は大きいが乾燥後は安定性が高い。
- 物理特性
- 軽量および軟らかで、一般的に強度は低く、スチーム曲げ強度の等級は低い。
- 耐久性
- 心材は耐朽性なし。辺材は害虫の被害を受けやすいが、浸透性が高く防腐処理に適している。
入手状況
米国内 | 製材、単板ともに出回っており、特に北部産が多い。 |
輸出 | 厚さ、仕様ともあらゆる種類が出荷されているが、量が限られている場合がある。ただし需要が伸びれば改善されるであろう。 |
- 主要用途
- 彫刻、家具、型紙用材、モールディング、内装材、楽器。特筆すべきはベネチアンブラインド。
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比重:
(含水率 12%) | 0.37 |
平均重量:
(含水率 12%) | 417kg/m3 |
材積平均収縮率:
(未乾燥状態から含水率 6%) | 12.6% |
弾力係数: | 10,067MPa |
硬度: | 1824N |
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