白太と芯材を一緒に使うことで、より自然な模様に

 今回使用したアメリカ広葉樹では全て初めての材もありました。硬さという面では国内にもよく似た木がありますが、枠や腰壁に使ったホワイトアッシュが一番硬く、天井に使ったレッドアルダーやチェリーは軟らかく、床に使ったイエローバーチが中間ぐらいの硬さです。

  作業的には削ったり、留めたりするのが少し硬いだけで、とくに難しいことはなかったです。反りなどの癖は製材でうまく取ってもらっていたので張りやすかったです。

  白太と芯材を分けてしまうより、こうして一緒に使った方が自然の模様で綺麗だと思います。 硬くて傷がつきにくいので床や腰壁に適していると思います。(大工棟梁 木谷茂喜)


4種類の巾の床板は、メーター数に換算した比率で貼り分けました

 通常、広葉樹は、敷居や階段などに使いますが、こんなに大量に使ったのは初めてです。 最初に見本の板をいただいた時は硬い板ということで、心配していたのですが、実際に貼ってみると特に問題はありませんでした。

 ただ、今回は床板の巾が4種類ということで、 その辺がいちばん悩んだ点です。量的にメーター数に換算すると比率が出ますので、その 比率で貼り分けていきました。施工性に関しては、実際に施工した職人から苦情が出ることもなかったです。

  多少そりが出ている分もありましたが、自然の木ですからどのような 材料を持ってきてもあるかと思います。節や色違いについても、これだけ広い平米数を貼りますと、模様となってきれいです。(鶴美建設株式会社 塩尻英郎)


巾も長さもいろいろな種類があると材料を無駄にすることがなくなります

 日本では製材というと、巾も尺も統一されたものが一般的ですから、アメリカ広葉樹が乱尺 だと聞いて、戸惑ったことは確かです。4種類の巾があることを聞いていたので、現場で長さと巾別に分けて積むことにしました。こうすることで必要な材が一目で分かり、混乱もなく作業が進みました。柱型が有れば、長い材は切るしかないわけですが、尺の短いものを使えば、材料を無駄にすることがなくなります。

  材料の無駄が減るとゴミ処理も簡単に済みます。また、端材を切って使うと、オス、メスの加工が必要ですが、短い材にもち ゃんとオス、メスが入れられており、巾の長さもいろいろな種類があるのでかえって使いやすかったと思います。

  仕上がってみると、本物の材木の持つ暖かい雰囲気はさすがにいいもので、お客さんにも喜んで頂けるだろうと思います。(株式会社ヨシナガ工業 木下裕章)




広葉樹の活用ポイント 1  
 
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